和風の庭にあう木にはどんなものがありますか?
和風の庭のことについては、詳しく書かれた書籍もたくさんありその道のプロの一家言ある人がたくさんおられます。
もちろんその道を極めるのは大変なことですが、一般的には「和風の基本」をおさえていれば
悩んだり迷ったりすることは少なくなるのではないでしょうか?
和風の庭では、庭のどの位置に植えるどんな役目の木か、名前があります。
まずは、これをおさえましょう。
庭の中心となる木を「正真木(しょうしんぼく)」といい、一番の見どころに植えます。
これと対比して植える木が「景養木(けいようぼく)」といいます。
江戸時代に書かれた作庭書で「築山庭造伝」という書物が残されているのですが
この中では「正真木松なら葉物、正真木葉物なら松をもって養うなり」と記されています。
つまり、見どころとなる木には、「松」を選ぶと良いということです。
また、庭の奥行をつけるために配置する木を「寂然木(じゃくねんぼく)」といい
これに対して植える木のことを「夕陽木(せきようぼく)」といいます。
さて、配置の形式をご紹介しましたが、それぞれに合う樹種をまとめましたのでみていきましょう。
【正真木】
クロマツ、カヤ、マキ、コウヤマキ、モチノキ、モッコク、モクセイ類など
【景養木】
マツ、モッコク、イヌツゲなど
【寂然木】
マキ、モミ、モッコク、カシ類、スギなど
【夕陽木】
ウメ、サクラ、カエデなど
兵庫県姫路市にある「こうづ造園」では、お客様のご希望に沿った庭造りのお役に立ちます。
お問い合わせはこちらから
2020.11.20